薬剤師が転職をしようと考えた時に、「お祝い金」という言葉をよく見掛けます。「お祝い金」とは、転職に成功した場合にもらえるご褒美といったところです。しかし、美味しい話には裏があるのではないかと疑ってしまいます。
- 「本当にお祝い金はもらえるのだろうか?」
- 「何か怪しい…」
- 「いったいどういう仕組みでお祝い金がもらえるの?」
- 「何か注意しなければならないことはあるの?」
こういった疑問がどうしても湧いてきてしまいます。また、これらの疑問が解消されない限り、お祝い金がもらえる転職サイトがあっても利用しにくいものです。そこで、ここではお祝い金の仕組みを図解で解説し、利用する際の注意点などについても紹介していきます。
お祝い金がもらえる仕組みを図解で解説
お祝い金がもらえる仕組みを知る前に、お祝い金制度がない通常の転職サイトの仕組みを勉強していきましょう。
お祝い金制度がない転職サイトの仕組み
通常の転職サイトは、企業からの「人材が欲しい」という依頼と、求職者の「働きたい」という意欲をつなげるための橋渡しの役割を果たします。
そして、転職サイトがうまく企業と求職者をマッチングし、そのマッチングが成功すると転職サイト側は企業から紹介料を受けとります。この紹介料は企業の年収などに伴い変動しますが、だいたい100~150万円と言われています。
「1人の紹介で100~150万も!?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、これが安かったら大変なことになってしまいます。なぜなら、紹介料が安ければ企業は簡単に人材を切り捨てることが出来るからです。人材を切り捨てても、「紹介料が安いから、また転職サイトにお願いして新しい人材を調達しよう」といったやり方が可能となってしまうのです。
また、費用対効果を考えても、企業が一から人材募集をかけるよりも転職サイトに依頼をしたほうが質の高い人材が見つかりやすく、早く済むのです。
お祝い金がもらえる転職サイトの仕組み
お祝い金制度を用意している転職サイトも、まず最初は企業の「人材が欲しい」という依頼を受け、「働きたい」と考えている求職者を集めます。
この時、転職サイトは少しでも多くの優秀な求職者を集めようと、「お祝い金制度あり!」と大きくアピールするのです。他の転職サイトと差別化を図るためです。
そして、通常の転職サイト同様に、人材を求めている企業と仕事を求めている求職者をマッチング作業により結びつけます。と、同時に転職サイトは企業から紹介料をもらいます。
転職サイトが企業から紹介料をもらった後は、求職者が入社した職場である一定の期間(転職サイトにより異なる)就業すると、紹介料の一部をお祝い金として求職者(転職成功者)に受け渡すようになっています。
転職サイトが自身の利益の一部を求職者(転職成功者)に還元しているということです。
お祝い金をもらうための注意点
お祝い金は入職後すぐにはもらえない
お祝い金は、内定が決定したらすぐにもらえるわけではありません。
具体的には、「入職してから3ヶ月経過した後に申請するともらえる」や「入職してから3ヶ月後にお祝い金の半分を贈呈し、6ヶ月後にもう半分のお祝い金を贈呈する」といったものが存在します。
これは、入職後すぐにお祝い金をもらって辞めてもらっては困るからです。転職サイトの大事なお客様である企業は、人材を紹介してもらうことで大きな費用を支払っています。それなのに、すぐに社員に辞められては払った費用が水の泡となってしまいます。
そのほかにも、すぐに辞めてしまうような人材を紹介したとして、転職サイトの評価に関わってきてしまいます。良い人材を紹介できないとして業界に広まってしまうと、人材を求めている企業もそんな転職サイトには紹介を依頼したくないでしょう。そうなれば転職サイトの存続の危機に陥ってしまいます。
そのため、お祝い金は条件付きなのだということを覚えておきましょう。
「最大」の言葉に気を付ける
どの転職サイトを見ても、お祝い金は「最大○○万円」といった書き方がされています。ではどのようにお祝い金の料金が設定されているかというと、求職者の転職後の想定年収によって変わるのです。
お祝い金というのは、転職サイトの利益の一部です。ということは、求人を求めている企業からの紹介料が少なければ、それに伴ってその企業に転職した人へのお祝い金の額は下がります。また、転職後の想定年収が高いということは、企業側がそれだけ求める人材に能力・条件を求めているというわけですから、転職サイトに支払う紹介料も上がります。よって、お祝い金の額も上がるのです。
ですから、お祝い金がもらえるといっても、最大金額がもらえるとは限りません。この辺りがどういったルールになっているのかは、実際に転職サイトのコンサルタントに質問してみましょう。
自分で申請をする
基本的には、お祝い金は自分から申請するようになっています。そのため、万が一申請を忘れてしまえばせっかくのお祝い金はもらえないのです。
「申請をしない」=「お祝い金はいらない」と判断をされてしまうため、もし、お祝い金が欲しい人は手帳などに申請をする日を記入して、忘れないように対策をしておきましょう。
お祝い金のあるなしによる転職サイトの違い
「お祝い金はなんだか怪しい」と思っている人もいるかもしれません。しかし、これは経営戦略の違いによるものです。
お祝い金制度がない転職サイトは、その分CM等の広告費として使っていますし、社員の研修や人員増員にお金をかけています。お祝い金制度がある転職サイトは、CMなどの広告費を押さえ、人員も最小限にして節約をしています。
これは単に、差別化を狙っているがゆえに起こる現象です。お祝い金を用意することで登録者を募り、利益を伸ばそうとしているのです。
例えば、家電量販店の激戦区である秋葉原では多くのお店で安売りをしており、競争が激化しています。携帯各社についても、それぞれの企業が「○○割」「○○プラン」といったサービスを次々に打ち出し、お客の争奪戦を繰り広げています。それと同じで、薬剤師の転職サイトも市場に多く存在しているため、その中で生き抜いていくための戦略としてお祝い金を設けているのです。
質は転職サイトではなくコンサルタントによって変わる
転職サイトのような人材紹介業は、人の集まりである企業と、仕事を求めている人を、コンサルタントが結びつける仕事です。そして、転職活動の質は人であるコンサルンタントによって左右されてきます。
担当してくれるコンサルタントさんの交渉力やコミュニケーション能力、積極性によって紹介される職場の質が異なってくるのです。そのため、転職サイトは最低でも2つは登録をしておき、どちらのほうが有利に転職を進められそうかを考えなければなりません。
もちろんいきなり2つに登録するのは大変そうだという人は、1つに登録し、その1つ目に不満が出てきたり、もっと転職先を吟味したい時に新たな転職サイトを使い始める方法でも良いと思います。
自分に合わせて転職サイトの使い方を考えていきましょう。
薬剤師が転職時に使いたい求人サイト2選
薬剤師用の転職サイトは非常に多く存在しますが、その中でも信頼性の高いものを2つ紹介していこうと思います。
ジョブデポ薬剤師
口コミで評価の高い「ジョブデポ薬剤師」は、最大40万円という破格のお祝い金が特徴です。お祝い金がとても高いので怪しいように感じてしまうことがあるかもしれませんが、そんなことはありません。動画で解説されているのですが、「ジョブデポ薬剤師」は広告費を押さえることでお祝い金を設けているのです。
また、厚生労働省に認可されているので、安心して利用することが出来ます。
厚生労働大臣許可 12-ユ-300299
安心した転職サイトでお祝い金も視野に入れいているのであれば、「ジョブデポ薬剤師」の利用を検討してみましょう。
ファルマスタッフ
「ファルマスタッフ」の良いところは主に4つあります。
1.職場のリアルが分かる
1つは、紹介している求人情報の職場はすべてコンサルタントが実際に足を運んでおり、社風や雰囲気、人間関係について把握しているところです。転職は転職先でうまく働けるようになってはじめて成功と言えるため、リアルな話を聞けるというのはとても貴重です。
2.面接同行あり
1人ではなかなかうまく行かない面接も、コンサルタントが同行してくれるため非常に心強いです。こうしたフォロー体制をしっかり完備しているということは、求職者1人1人に対してしっかりと向き合ってくれるということでもあるので、安心感があります。
3.15の営業所で全国に対応
ファルマスタッフは営業所が15ヶ所あり、全国に対応しています。そのため、どこに住んでいてもコンサルタントとしっかり面談することが出来、転職先の条件や要望を伝えることが出来ます。直接話すことで自分に合った転職プランを考えてくれるので、親切です。
4.登録することで「薬剤師保険調剤テキスト」無料プレゼント
今なら最新版の「薬剤師保険調剤テキスト」が無料プレゼントされます。これは日本調剤が監修していて、内容も90ページと充実しています。
ファルマスタッフは東証一部上場で日本調剤グループの企業が運営していることもあり、かなり多くの求人を取り揃えているので是非利用してみましょう。
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