何らかの理由で大学を留年してしまうと、
「就活に影響が出てしまうのではないだろうか…?」
「周りの人に比べて不利になるかも…」
と考えてしまうことがあると思います。
私の友人はゼミの単位が取れず、1年の留年を余儀なくされてしまいました。
そして、1年の遅れを取り戻そうと結構焦っていました。
そこで、私が見てきたこの友人の経験談から、留年した人が就活のどんなことに気を付ければよいのかを考えていきたいと思います。
留年の理由はゼミの単位不足
大学2年生の終わり頃、同じサークルの友人がポロッとこんなことを呟きました。
「俺、留年決定したー…もうマジ最悪…」
話を聞くと、ゼミで良い結果が得られず、それが原因で留年が決定してしまったようです。
もともと厳しい先生だったようですが、まさかの出来事に友人は落胆していました。
友人もあまり勉強は好きではないほうで、授業はよくサボる方でした。
しかし、それでも留年だけは避けようと頑張っていたみたいです。
私は一緒に卒業したいと思っていたのですが、それを聞いて残念でした。
留年した友人が挽回のためにしたこと
私や他のサークルの友人は無事大学4年に上がり、4月には多くの人が内定を獲得。
しかし、留年をしている友人は4年生になれなかったので、かなり就活に対して危機感をもっていたようでした。
「就活マジで頑張る!」
そう言って、夏のインターンには積極的に参加し、留年していない人たちよりも努力をしていたように感じます。
私はこの友人の姿を見て「こんな夏から就活に対して行動を起こしているのはすごい!」と思っていました。
実際インターンも、数日かけて行うようなものに複数参加しており、グループワークや発表なども経験していました。
燃え尽き症候群により…
しかし、いざ就活が始まる12月になった頃。
留年をした友人はなんと、燃え尽き症候群に陥ってしまいました。
「やる気出ない…」
「夏頑張り過ぎた」
話を聞くと、夏のインターンで疲れてしまったようです。
なんてことでしょうか?
本番がすべてなのに、その本番を自ら放棄してしまうとは!?
結果、スタートが遅れたことで就活はスムーズには行かず、苦戦していました。
内定はもらえるが、自分がどこまで努力できるか
では結果はどうであったか?
その友人は最終的に内定を獲得していました。
しかし、そこは中小企業。
中小企業が悪いわけではありませんが、その友人が実際に働くようになり、話を聞く機会がありました。
居酒屋で飲みながら、会社の話をしました。
すると、その友人が言っていたことは、
「結構給料が安いんだよね~、だから先輩を見ていても30代で辞める人が多いみたい」
話を聞くと、給料はなかなか上がらないようで、それが原因で転職をする人が結構いるみたいなのです。
あまり長くは働けなさそうな雰囲気でした。
こうしたことから、
- 留年をしてもしっかり内定はもらえる
- 結局、本番で頑張れるかどうか
ということが分かりました。
たとえ留年をしていたとしても、その他で自分がしてきたことをちゃんとアピール出来れば良い企業に就職することだって可能だったと思います。
友人は本番の努力を怠ったのです。
内定はもらえるのだから、あとはどれだけ努力をして、希望に近い企業に行けるかどうかです。
留年を負い目に考えず、出来る限りの努力をすべきです。