就活をしている人の中には、ある疑問が芽生えることがあります。
それは、「どうしてみんな同じように就活をしなければならないのか?」というものです。
みんな同じ髪型をし、スーツもリクルートスーツで、面接の答える内容も似通っています。
個性などはどこにもなく、違和感を覚えます。
また、時に「気持ち悪い」とさえ思ってしまいます。
いったいどうしてみんな同じような就職活動をしなければならないのでしょうか?
無難が好まれる理由
就活では、個性が強く出ている人よりも無難に頑張れる人・無難に会社に貢献してくれる人が好まれるように思います。
なぜなら、そのほうがスムーズに会社に馴染んでくれそうだからです。
個性が強すぎる人というのは、人間関係に合う合わないがハッキリしてきます。
すると、仕事の出来にムラが出てきたり、チームワークが薄まる可能性があるのです。
では逆に無難な人というのは、会社の雰囲気・規定をすんなり受け入れてくれそうなので、会社としては扱いやすいのです。
就活マニュアル本、就活講座では教える内容がどれも同じ
本屋に売っている就活本や、大学で開かれる就活講座、インターネット上に溢れている就活に関する情報は、どれも似ています。
すると、ほとんどの就活生はこれらの情報を元に活動を行うため、似てしまうのです。
就活に個性は必要なのか
「就活生はみんな見た目もすることも一緒で気持ち悪い」
このように思うことがあったとしても、そもそも就活に個性が必要なのでしょうか?
また、個性とは何でしょうか?
いくら似ているとはいえ、結局は同じではありません。
声の高さ・大きさから喋るスピード、面接時の体の力の入り具合、人と関わる時の雰囲気はそれぞれで全く違うのです。
こう考えると、個性は無理をして出すものではないし、個性とは勝手に相手に伝わるものです。
同じに見えていた人は皆、実は全然違っているのです。
そう考えると、「みんなと同じように就活をしたくない!気持ち悪い!」という考えは、勘違いか思い過ごしなのかもしれません。