就活で自己分析をやる意味は大きく、無意味なわけがない

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就活が始まると、大学の就職指導課の講師が「自己分析をしなさい」と言います。しかし、逆に「自己分析なんてやるだけ無駄!他にやることがある!」「自己分析は無意味だ」と言う人もいます。そして、現在就活生の人の中には、自己分析に意味を見いだせなくて困っている人もいると思います。

かつての私はそうでした。就活生になったばかりの頃は、自己分析をする意味が全く分からず、「自己分析って何?大学のOBが自分史を作るとか言ってたけど、それが結局就活の何に役立つって言うんだ!?」と思っていました。

しかし、今であれば、自己分析の役割やる意味やり方などが分かります。就活を実際に経験したことで、自己分析の本当の意味を理解することが出来たのです。そこで、ここからは自己分析が無意味と言われてしまっている理由や、自己分析をする目的を解説していきたいと思います。

自己分析が「無意味」「意味不明」と言われる理由

時折、就活における自己分析が「無意味だ!」「意味不明で分からない」と言われていますが、その理由(誤解)は2つあります。

自己分析では企業とのマッチングは出来ないという誤解

就活とは、自分が行きたいと思える企業を探し出し、内定を目指す作業です。そのため、就活ではとにかく企業を探し、企業を知ることが大切だと思われることがあります。これはいわゆる「企業研究」ですね。そのため、自己分析ばかりをしていても、企業のことが分かるわけではないので意味がないと解釈されてしまうのです。

ですが、企業とのマッチングを考える上で、自己分析は必要になります。なぜなら、企業のことを知っていても、自分のことが分かっていなければ自分のどんな強みをアピールすればいいのかが分からないからです。

例えば、陸上部に入って、自分のことを知らずして得意な種目を選ぶことは出来ません。本当は持久力に長けているのに、それを自分で知らなければ、長距離走以外の種目をメインに練習するようになるかもしれません。これでは本当の実力を発揮することは出来なくなってしまいますし、得意な長距離走以外を選んでいることで、チームの足を引っ張ってしまう可能性もあります。

これは企業でも同じです。自分にはどんな強みがあるのかを理解していて、それを踏まえて企業研究をすれば自分に相応しい企業を見つけ出しやすくなります。ですが、企業研究ばかりをしていても、自分の強みが分かっていなければ本当にその選んだ企業で活躍できるかは賭けになってしまうのです。

もちろん仕事というのは実際に企業に入社してみなければ分からないことも多いのですが、明らかに人見知りで営業に不向きな人が営業職になったところで活躍しづらいのは明白です。自分が何を得意としていて、何が不向きなのかは、しっかりと自己分析をして把握しておくことが必要なのです。

結局は入社後の人間関係や配属は分からないからマッチングは無意味だという誤解

自己分析をすることで、しないよりは企業とのマッチングを考えられるようになります。しかし、結局仕事というのは、職場の人間関係や配属先の仕事内容によって左右されるので、いくら自己分析を頑張ってマッチングをしても意味がないと考えることも出来ます。

ですが、「企業とのマッチングを考えることは意味がない」=「自己分析をする意味はない」と結論付けてしまうのは浅はかです。どうしてかというと、自己分析をすることにはマッチング以外にも大切な役割があるからです。

自分を知る作業を行うことで、自分の強み・アピールポイントを見つけることが出来ます。私は、これこそが自己分析を行う最大の目的だと感じています。

自己分析の解釈を間違えてはいけない

いざ就活を始めると、漠然と「自己分析」という言葉だけが一人歩きをし、たくさんの就活生を悩ませます。

  • 具体的に何をすればいいのか?
  • そもそも自己分析をすることでどんなメリットを得られるのか?
  • 自己分析をする目的は何なのか?

ここが分からないから、「自己分析は無意味だ!」と決定付けてしまう人がいるのです。

「自己分析」というネーミングが悪い

私は、「自己分析」というネーミングが多くの就活生に誤解を招いてしまっていると感じています。

例えば、当時私が就活生だった頃は、自己分析とは、自分がどんな時に何を思って何を考えるような人なのかを分析することだと思っていました。だから、わざわざ自分史を小学生の頃から作ろうとして、ありとあらゆる出来事を挙げていって、結局「これは本当に就活に必要なことなの?」と疑問に思って挫折してしまいました。

しかし、今なら自己分析の本当の目的が分かります。今の私は「自己分析」を「強みのネタ探し」と解釈しています。

自己分析とは、強みのネタ探し

自己分析とは簡単に言えば、強みのネタ探しなのです。就活には履歴書やエントリーシート、面接などがたくさんありますが、これらはすべて、自分をアピールするためのものだということに気付いているでしょうか?

実際は「自己分析」なんてネーミングではなくて、「自分がアピールできる能力や、誇れる強みを探す作業」と分かりやすく言ってくれていれば、多くの就活生は誤解をすることはなかったと思っています。

企業とのマッチングなんて考える前に、まずは履歴書、エントリーシート、面接などの選考に通らなければどんな企業からも内定をもらうことなんて出来ません。就活生は、まず「自分がアピールできる能力や、誇れる強みを探す作業(自己分析)」を時間をかけて行い、履歴書、エントリーシートに書くネタ、面接で面接官に話すネタをどんどん用意していく必要があるのです。

まとめ

自己分析の最大の目的は、企業の選考を通過し、内定を獲得するための、自己のアピール材料探しです。

自己分析を単なる企業とのマッチングだけに行うことだと解釈してしまえば、する意味がないとも考えられますが、決して役割はそれだけではないということを頭に入れておきましょう。また、自己分析の具体的なやり方は『我流!就活の自己分析のオススメのやり方と自分史の書き方例』で紹介しています。私が実際に行っていた方法なので、是非参考にしてみてください。

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