新入社員になると覚えることがたくさん出てきます。
しかし、なかなか覚えることが出来ずにジレンマを抱えることもありますよね。
また、こうしたプレッシャーを感じる日々を繰り返すことで自信もなくなり、落ちこんでしまうことも。
ですが私は思います。
仕事など簡単に身に付くものではないと。
そして、いちいちダメ出しをする上司は小物だと。
仕事をすぐに覚えられないのは当たり前。だって人間だもの
仕事の内容にもよりますが、複雑なシステムになっていたり、覚えることが膨大にある場合、勉強をしたところで仕事がすぐに出来るわけではありません。
しっかりと仕事を覚えるためにはどんな基本的なことであっても反復が必要で、確実にミスは付きものです。
だって私たちはロボットではなく、人間だもの。
いくら上司が「こんな基本的なことも分からないの?」と言ったところで、分からないものは分からないのです。
新入社員は叱るよりも褒めて伸ばせばいいのに
新入社員は不安な気持ちを持っている人がほとんど。
もし早く仕事を覚えさせて会社の戦力にしたいのであれば、叱るよりも褒めるほうが早いと思います。
叱咤することで脅してやる気にさせることも出来るかもしれませんが、褒めることで仕事のモチベーションを上げることだって可能です。
すぐにダメ出しする上司は小物
もちろん何度もミスをするようであれば、怒ることも必要でしょうが、ちょっとしたことで一言多い“ダメ出し”をする上司は自分で自分のことを小物だと証明しているようなものです。
上司の仕事は自分の仕事をこなすことと、後輩を育て上げること。
後輩を少しでも早く育てたいのであれば、しっかりと後輩を観察し、どのような方法・行程であれば効率よく育つかを考えなければならないのです。
それなのに、
「この前言ったこと忘れたの?」
「それは基本的なことなんだから早く覚えないと」
といった、いかにも言われた本人のモチベーションの下がることを言うのは悪影響。
こうしたダメ出しをする上司は自分の仕事で精一杯の余裕のない上司か、自分のことは棚に上げる無責任上司でしょう。
いくら仕事が出来たとしても、人間的の尊敬できません。
“褒め”と“アドバイス”で新入社員はきっと伸びる
会社に入ったばかりの新入社員は新しいことだらけでキャパオーバー。
ものすごく大変なのです。
そうした人間に追い打ちをかけるようなことは言うべきではありません。
新入社員に必要なことは“褒め”と“アドバイス”であると感じます。
叱るのはその新入社員がダラけたり、怠惰な態度で職場のモチベーションを下げるようなことをした時で十分。
それ以外は叱る代わりにアドバイスをサッと伝えて終われば良いのです。
「仕事が覚えられない…」と嘆いている新入社員は、それは当たり前のことなのだから、考え過ぎない努力が必要です。