ある日突然上司から「○月○日は休日だが、出勤してくれ」と言われたらどう思いますか?
もしその日に特別な用事がなければしぶしぶ出勤することも出来ますが、恋人との大事な予定や、友人との楽しみな遊びを計画していたら、憤りを感じると思います。
そこで、ここでは休日出勤の強要について考えていきたいと思います。
36協定の有無で強要の不可が決まる
上司から休日出勤を強要された時や、勝手に出勤のスケジュールを組まれてしまったら、かなり嫌な思いをすると思います。
しかし、この行為は、上司の判断で勝手に行われているのではなく、規定に盛り込まれている可能性があります。
要するに、休日出勤の強要は規定に乗っ取って行われているかもしれないということです。
通常、会社が社員に休日出勤を強要するためには、「労働基準法第36条(36協定)」の規定に沿い、労使協定を結んでいる必要があります。
そして、もしこの協定の届け出がしっかりと行われている会社であれば、社員に休日出勤をさせることが可能なのです。
休日出勤させられた友人の例
では次に、私の周りにいた、休日出勤の例を2つ書いていきたいと思います。
某自動車ディーラーに勤める友人
車が大好きで、自動車ディーラーに入社した友人がいます。
そしてある日、休日に飲み会をしようと計画を立てていました。
しかし、突然その友人は飲み会の休日の日に、上司に休日出勤を強要されてしまいました。(上司に勝手に出勤のスケジュールを立てられていた)
それも、あらかじめ「この日は予定があるので絶対に休みます」と言っていたにも関わらず、です。
幸いにも、午前中だけの出勤で済んだので飲み会には十分間に合いましたが、このように強制的な出勤を避けられないことがあるのです。
夏の貴重なお盆休みを取り上げられた建設業で働く友人
この話を聞いた時は本当に悲しくなりました。
この友人は、夏のお盆休みに、久しい友人たちとバーベキューの計画を立てていました。
もっというと、わざわざ時間をかけて地方から東京に戻っていたのです。
しかし…
なんとこの友人は、バーベキュー前日の深夜に上司から電話がかかり、休日出勤を頼まれ、急きょ地方の会社に戻ることになってしまったのです。
こんなに最悪なお盆は他にあるでしょうか…?
数少ない休日でさえも、無くなってしまうなんて…
まとめ
結局のところ、休日出勤の強要は合法であることが多いのです。
しかし、普通に考えて休日が楽しめないなんて、そんな仕事漬けの人生でいいのでしょうか?
仕事にやりがいを感じているのならその仕事は合っているでしょうが、仕事のことが好きではなく、さらに休日出勤が多いようであれば、転職も視野に入れるべきだと思います。
休日出勤が多いということは、そもそも1人に対して背負わせる仕事量が多いということです。
ではなぜこうした現象が起こるかというと、その会社は人件費を減らすために人を雇えないからです。
そうした余裕のない会社は、今後生存していけるかも分かりません。
事業は多岐に渡っているでしょうか?
この先、時代の流れに対応できる力があるでしょうか?
結局最後は、自分の身は自分で守らなければなりません。
将来を見据えて、自分の生き方を模索していきましょう。