就職先が見つからずに大学を卒業してしまうと、「既卒」扱いに変わります。しかし、初めて既卒になった人はどのようにして就活をすればいいのか分からないのではないでしょうか?
「普通に新卒の就活生と同じようにすればいいのか?」
「大学卒業から3年以内は新卒として扱われるのか?」
「多くの既卒者はどのようにして就活を行っているのか?」
疑問は尽きません。そこで、ここでは既卒者がどのようにすれば企業から内定をもらい、正社員の地位を獲得できるのかについて解説していきます。既卒者が気を付けるべき点なども説明しているので参考にしてみてください。
新卒とは違う既卒のイメージ
新卒と既卒では世間のイメージは違います。
新卒就活生であれば、
- 可能性の塊
- まだ能力は未知数
です。
しかし、既卒の人のイメージには、
- 新卒の時に就活を失敗したのではないか?
- 新卒の時にどこの企業からも選ばれなかった人ではないのか?
- どうして既卒なのか?
というものがあり、面接官から怪訝に思われてしまうことがあります。
初対面の人間と対峙する面接の場では、イメージはとても大切なものです。そして、一度先入観が付いてしまうと拭うことは難しいのです。例えば、心理学にはハロー効果というものがあります。
【ハロー効果】
人物や物事を評価するとき、目だってすぐれた、あるいは劣った特徴があると、その人物や物事のすべてをすぐれている、あるいは劣っている、と見なす傾向。
ハロー効果とは|コトバンク
こうしたことから、既卒が就活をする時は新卒と全く同じ方法で行うべきではないと言えます。
大手を狙うなら新卒を超える自己PRを!
もし、既卒で大手企業の選考を受けようと思っているのなら、どうして既卒なのかを説明できた上で新卒を凌ぐほどの自己PRを用意しなければなりません。
というのも、大手企業のほとんどは新卒ばかりを採用しようとしているからです。大手企業は名前が有名なだけに、その名に恥じない人材を採り込もうと考えています。そのため、大手企業によっては完全に新卒就活生しか採用しないような徹底ぶりを見せているところもあります。
なので、たとえ募集要項に「過去3年間で大学を卒業した人」と書いてあったとしても、それを鵜呑みにして安心してはいけないのです。覚悟をもって新卒者よりも優れたアピールをすることが求められます。
過去の過ちを繰り返さないために新卒を避けて穴場企業へ
既卒就活生の中には、「去年のように就職先が見つからなかったらどうしよう…」「焦ってブラック企業に入社してしまったらどうしよう…」と悩んでいる人もいるはずです。
こうした人たちは、「リクナビ」や「マイナビ」、「日経就職ナビ」を使うのは控えましょう。なぜなら、ほとんどの新卒就活生が使う就活サイトを使っても、ライバルが新卒なので厳しい戦いになることが予想されるからです。
新卒の時と同じ方法で既卒者が就活をしてしまうと、大学在学時よりも悲惨な状態になり兼ねません。そこで、『29歳以下|第二新卒・既卒・フリーター・ニートに特化した求人サイト』を使って新卒が少ないフィールドで就活をするのです。
私が転職をした時もこれらのサイトを利用しました。求人は中小企業が中心ですが、求人を紹介してくれるアドバイザーさんが実際に企業に足を運んで社風などを把握しているので安心です。
私が利用した当初は「大手はないんだ。ほとんど中小企業なんだ」とちょっとガッカリしたのですが、実際に紹介してくれた企業は何十年も経営しているところが多く、中小企業のイメージが変わりました。こう思うのも当然で、事実、日本の労働者の6~7割は中小企業で働いています。それを考えれば大手がすべてではないと思えますし、大手の取引先である中小企業もたくさんあります。
こうしたことから、アドバイザーさんと相談をしながら就活を進められる就活サイトを利用することは既卒者にとって打って付けだと思います。もちろん利用は完全に無料なので、一度利用してみることをおすすめします。就活サイトは以下にまとめました。