この前、電通総研が若者に対して調査を行ったようで、結果として「できるだけ働きたくない」と答えた人が3割に上った模様です。
この“3割”が多いのか少ないのかは別として、なぜ若者は働きたくないと考えるのでしょうか?
もちろん、若者だけではなく、中年の社会人でも「働きたくない」と思う人はたくさんいるでしょう。
しかし、中年の「働きたくない」と若者の「働きたくない」の種類は若干違うと思っています。
では、考えていきます。
上司に操られている感じが嫌
まだ若いうちだと、上司から様々なことを指示されながら仕事を遂行していきます。
自由な風土であれば、若い社員でも主体性を持って仕事に取り組めると思いますが、わがままな上司・無責任な上司がいる場合は自分で考えて仕事をすることが出来ません。
また、どんなことでも上司への報連相は重要なこと。
自分だけで判断できないこの時期は、若手社員にとって居心地が悪いのです。
まだ仕事が身に付いていない
仕事によっては、マスターするまでに何年もかかることがあります。
また、仕事の流れは分かっても、営業などはその人の強みを活かすことが出来なければ、いつまでも成績を上げることは出来ません。
もし、まだまだ経験不足で自分が思うような仕事が出来ないようだと、仕事を面白いと感じることが出来ないと思います。
同時に、やりがいにも気付いていないので、仕事をしたくないと感じてしまうのです。
隣の芝は青く見える
入社したばかりの若い社員は、良さそうな会社で働く友人を見て、「もっと友人のような良い会社で働きたい」と思ってしまいがちです。
比較する必要はないのに、心のどこかで自分に劣等感を感じます。
私の友人にも、大手企業に勤めているのに、さらに良い企業に勤めている友人を見て、「いつかそっちに転職したいわ~」と言っている人がいます。
このように、相対的に自分の会社で「働きたくない」と思ってしまうのです。
主体的に働けることが鍵
結局のところ、多くの人が「働きたくない」と思っているのかもしれません。
しかし、生きていくため・お金を稼ぐためには何かしらの方法で働かなければなりません。
ということから、主体的に働けるようになることが、若者の「働きたくない」を払拭する鍵になると思っています。
主体的に働くためには、意識改革をしなければなりません。
「会社に働かされている」ではなく、「自分の働きによって会社を支えている」という考えへとシフトさせるのです。
また、この時、行動を伴っていなければなりません。
少しずつでも自分から行動し、試行錯誤をしながら利益を生み出す方法を考えていきましょう。
自ら動く人材は、たとえ転職する時でも重宝されます。
経験・実績を増やすためにも、常に“主体的”を心掛けましょう。