周りのほとんどの友達は内定をもらっている中、自分だけ就職先が決まらないと途方に暮れると思います。そして、将来について想像を始めます。
「もし、このまま大学を卒業してしまったらどうなるんだろうか…?」
新卒は就活に有利とはいえ、必ず内定がもらえる保障はどこにもありません。もちろん、内定が決まらないまま卒業を余儀なくされてしまう人もいます。そうした人たちにはいったいどんな選択肢が残っているのでしょうか?悲惨な人生しか待っていないのでしょうか?
ここでは、内定がもらえず諦めムードな就活生のために、大学卒業後の選択肢を4つ解説していきたいと思います。
内定のない就活生の将来の4つの選択肢
万が一どこの企業からも内定がもらえずに大学を卒業してしまった場合、いくつかの選択肢があります。ただ、ニートのような非現実的なものは省きます。これは説明するまでもありません。それでは1つずつ見ていきましょう。
1.フリーター
1つ目はフリーターです。
私の友人にも実際に大学卒業後にフリーターで働いている人がいます。例えば、1人はカフェで働いていますし、パチンコで働いている人もいます。パチンコで働いている人は、時給がいいため現在は新社会人よりも稼いているといいます。
また、以前私がしていたプールの監視員のアルバイトでは、30歳近いフリーターもたくさんいました。
このように、現実にはアルバイトで生計を立てている人も意外といるのです。ただし、生涯フリーターで働いた場合、生涯年収(総額)は約5,000万円といいます。正社員で働いた場合が2~3億と言われていますから、かなり生活がきつくなることが予想されます。
2.起業
「自分には何も取り柄がないから起業なんて絶対ムリ」
こんなことはやってみないと分かりません。ほとんどの人は特にスキルがない状態で起業を始めます。例えば、こんな本があります。
これは20代の頃に嫌なことから逃げ続け、9回もの転職、起業などを繰り返した人の本です。世の中には波乱万丈な人生をもがきながら生き続けている人がたくさんいます。
現状に行き詰っているなら、本屋などに行って色々な人の色々な生き方を勉強してみるといいと思います。いろいろと考えさせられます。
3.既卒でハローワークを使う
内定がない状態で大学を卒業してしまうと、それからは「新卒」から「既卒」という扱いに変わります。既卒というのは大学を卒業後、社会人経験がない人のことを言います。
既卒が就活をするとなると、やはり最初に思い付くのがハローワークだと思います。ハローワークには全国から求人が集まり、また、幅広い年代の求職者が集います。私も一度だけ転職活動をしている時に使いましたが、その時に担当してくれたおばさんのフォローの言葉に心がこもっていなかったので使うのを辞めてしまいました。
また、求人を探す時はハローワークに設置してあるパソコンを使うのですが、すべての求人が白黒で分かりにくく、就活サイトとは全く違う低クオリティな操作性だったので使う気になりませんでした。はっきり言いますが、若くてまだまだ可能性のある人はハローワークを使うべきではないと思います。
4.既卒で就活サイトを使う
既卒が就活をする方法は、何もハローワークだけではありません。世の中には色々なタイプの人に特化した就活サイトもあります。もちろん、既卒者に向いている就活サイトも存在します。
例えば、「就職Shop」です。
これは29歳以下の人向けの就活サイトです。既卒の他にも、内定のない大学在学中の就活生や中退者にも対応しています。
就活をしている人のほとんどは、「離職率の高いような企業は避けたい」「ブラック企業は嫌」と考えていると思いますが、こうした就活サイトは飲食店のような離職率が高い業界、何らかの理由で離職率が高い企業の求人を扱わないようにしています。また、福利厚生も最低限は完備しているところであるため、入社してから追い詰められるようなことがありません。
これら就活サイトは派遣や契約社員の求人ではないため、正社員だけを目指すことが出来ます。
まとめ
大学中に内定がもらえなくとも、色々な生き方があります。どれを選ぶかは自分で決めれば良いのです。私が転職をした時も、これからどう生きていこうか悩み、何度も本屋に行っては模索していました。
ですが、生きている限りまたこうした分岐点、人生に大きく関わるイベントは起こるものです。何が最善なのか、何が自分にとって最適な道なのかを考えて生きていきましょう。