公務員試験を受けようと思った時に、既卒の人や社会人が気になるのが年齢制限だと思います。
社会人経験者採用などであればまた変わってきますが、通常であればだいたい30歳くらいが公務員試験の年齢制限の上限となっていますね。
さて、受験を考えている側としては「上限ギリギリで受験しても年齢的に不利にならないだろうか?」と考える人もいることでしょう。
今回は、年齢が制限の上限近くだと不利になってしまうのかについて考えていきたいと思います。
どうしても不利だと感じてしまう現状
現状として、その年に公務員試験を受験する人というのは、新卒の就活生が多い印象です。
なぜなら会社を辞めて、あるいは仕事をしながら公務員の勉強をするというのはハードルが高いので、チャレンジする人は新卒より少なくなってしまうからです。
受かるかどうかは年齢ではなく実力の部分が大きいと思いますが、実力と覚悟が必要な転職組はそれ相応の努力が必要でしょう。
こうしたことから、「不利なんじゃないの?」と感じてしまうのです。
私の知っている転職成功者の例
私が公務員になった時、同期の中には前職を辞めて公務員になった人が何人かいました。その事例を簡単に紹介していきます。
コンビニの店長から公務員
26歳まではコンビニの店長をしていて、それから公務員になった人です。
店長をしていただけあって、リーダーシップと行動力がある人でした。私はこの人を見た時に、「前職で培ったことをしっかり発揮できているな」と感じました。
このように、過去の経験を糧に出来る人は転職に強いのだと思いました。
自動車ディーラーの営業から公務員
28歳までは自動車ディーラーの営業として働いていましたが、そこから勉強をして公務員となった人です。
なんとこの人にはすでに妻子がいました。背負っているものが大きいですね。
特別強みがあるようには見えませんでしたが、やはり守るものがあるから努力を続けることが出来たのでしょう。
29歳ギリギリで公務員となった人
この人は29歳までは民間企業で働き、その後に公務員となりました。
年齢的にはギリギリで、もうほとんど後がない状態でした。しかし、もともとスポーツで段を取るほどの努力家・実力者。やる時はやる人なのでしょう。
公務員の職務は時に空回りすることはありますが、明らかに頑張っているのが見て取れます。
最終的には実力主義の世界
年齢的にはギリギリで、勉強時間確保などの関係から、受かる可能性は低くなってしまうかもしれません。
しかし、これまで仕事の経験があるのなら、そこで得たものをアピールすることで新卒就活生にはない魅力を出すことが出来ます。
また、新卒だからといって受かりやすいかというとそんなことはありません。
最終的には、
- 筆記で良い点が取れたか?
- 面接で他の人よりもアピール出来たか?
など、実力で決まるのです。
本気でチャレンジしようと思っているのなら、年齢のことは気にせずに貪欲に合格を目指しましょう!