「新入社員なんてまだまだこれから!」
「3年以内に3割辞めるって?根性ないな!」
こうした考えを持っていたのは大学生の頃の私。
すぐに会社を辞めるなんて愚かなことだと思っていました。
しかし、実際に自分が社会人となった時、これらの考えは崩れました。
“自分の思い描いていた生活と、社会人という生活のギャップ”
結果、私は数ヶ月で会社を辞めました。
また、前に社会人2年目に突入した友人から「会社辞めようかな」と相談を受けたことがあります。(今はそのまま続けていますけどね)
こうした経験をもとに、どうして新入社員は会社をすぐに辞めたいと思うのかを考えていきたいと思います。
私が辞めようと思った理由
研修転勤
私がこの研修転勤をするまでは会社を辞めようなどと思っていませんでした。
転勤したことで新たな環境となり、様々なことが変わりました。
気まぐれ上司の存在
研修ということなので仕事を教えてもらう立場ではありますが、特に会社には決まった研修プログラムというものがありません。
そのため、上司と一緒に実践を通して仕事を覚えていかなければなりません。
属に言う「OJT」です。
しかし、最初は分からないので何度も質問しますが、上司の仕事もかなり忙しいので「ちょっと待って」が多く、すんなり教えてくれません。
教える余裕がないのです。
こうした環境は「質問をする」という行為をしにくくさせます。
仕事が終わるのが21~23時
多くの上司が仕事を21~23時までやっています。
時には徹夜で仕事をしている人も。
明らかに人員が少ないから勤務時間が長くなっているのに、「あの人は仕事の効率が悪いんだ」と陰口を叩く人たち。
こうした職場には、次第に疑問を持つようになりました。
タイムカードを20時で押してから残業するというブラックな実態
ほとんどの会社にはタイムカードがあると思います。
これによって残業代が出ます。
しかし、この会社は「残業が少なくて成績が良いのが正義だ」という風潮のため、タイムカードを20時で押して、その後に23時頃までサービス残業するのです。
この時私は「タダ働きなんてゴメンだ」と思っていました。
友人が「辞めたい」と思った理由
部署移動による人間関係
友人が私に「会社辞めたい」と相談してきた時期は、ちょうど入社してから1年が経ち、部署移動したての頃でした。
その時の直属の上司がかなり厄介で、
「こうじゃないだろ!」
「俺はパワハラとか関係ねーから」
などの発言多数。
その友人はこれらの言葉に傷付き、ついには泣いてしまったと言います。
この後少し年上の先輩が気に掛けてくれ、この日は早退することになったのですが、その時に厄介上司がかけた言葉は「お、どうした?体調悪いんだって?お大事に。」という白々しいものでした。
数日後、厄介上司よりも上の上司にこの話が伝わり、厄介上司はかなり怒られました。
そのあとは態度をガラリと変えて敬語にもなり、友人はこの会社を辞めることにはならずに済みました。
新入社員が辞める理由は「変化に対応出来ていないから」
新入社員が会社を辞める理由としては、生活の変化に対応出来ていないからだと思います。
その職場に昔からいる人たちからすれば当たり前な環境も、新入社員からすればビックリすることだらけ。
すんなりとは受け入れられないのです。
そして、この“受け入れられない状況”が長く続くと、退職という結果になってしまうのだと思います。