就活すると色々分からない言葉が出てきますよね。
その1つに「エントリーシート」があります。
なんか小難しい書類のようで、とっつきにくいですよね。
で、実際は本当にとっつきにくく、多くの就活生を悩ませるものなんです。
これからエントリーシートとはどういったものなのかについて、書いていきたいと思います。
エントリーシートは“超具体的自己紹介シート”だった
エントリーシート(Entry Sheet)はその頭文字からES(イーエス)とも略されます。
これは、履歴書とは別に書く“自己紹介シート”なんです。
(あと、例えるなら紙版の面接だと思ってもらえればいいと思います)
企業が独自に用意したエントリーシートを会社説明会の出席時やHPからダウンロードして手に入れることが多い印象です。
(企業のHP上にエントリーシートがあって、キーボードで直接打ち込んで完成したら企業に送信するといったところもあります)
そこには、
- あなたの長所や短所を教えてください
- 自己PR文を書いてください
- 学生時代で一番頑張ったことを書いてください
- 今までの人生の中で一番つらかったことと、それをどうやって克服したかを書いてください
などの質問があるんですよね。(どれも実際に私が体験した質問です。「一番つらかったこと」とか何を書けばいいのか分からず苦労しました)
企業によって求められる分量が違うので、考えるのがとても大変です。
また、書くにしても、具体的に説得力が出るように書いていかなければ人事は内容を信じてくれず、さらに、文の構成や分かりやすさも意識しなければならないんです。
多くの就活生が苦労します。
提出するのは、説明会後の1次選考の時であったり、ネット上に打ち込んで直接企業に送信するんであったり、企業によって様々です。
だからやっぱり自己分析が大事なんだよね…
私が就活していた頃、エントリーシートが通る、通らないといったことをよく聞きました。
多くの企業では、エントリーシートの出来栄えで選考に進めるかどうかが決まります。
だからとっても重要な提出書類なんですよね。
まずESを書くためには、書けるネタを用意しなければなりません。
そのために自己分析をして、ネタを見つけていき、どれを書けば一番アピールにつながるかを考えなければなりません。
手間がかかるんです…非常に…
自己分析とは?⇒「なんで?」「どうして?」なぜ就活では最初に「自己分析をしなさい」と言われるのか?理由を考えてみた。
自己分析のやり方について⇒我流!就活に必要な自己分析のやり方・おすすめの方法!自分史の作り方の鍵はポジティブ思考!
企業がエントリーシートを書かせる理由はコレだと思う
だいたいの企業は、エントリーシート(書類選考)が通った次は1次面接です。
(まぁ、筆記試験やグループワーク&ディスカッションの場合もありますが)
面接時には、試験官の机をよく見てください。
あなたが書いたエントリーシートが置いてありますよ!
これを見られながら、質問されていくんです。
ホントよくペラペラめくってるんで「いったい何を見てるんだ」と気になってしまいます。
エントリーシートの役割としては、
- 会って話をしてみたい人材かを見極めるため
- 面接でどんなことを質問しようか、参考にするため
- 気になったことに関してはどんどん突っ込んで質問したいので、そのための資料として
あとの2つはほとんど同じ内容っぽいですが、ホントによく突っ込まれます。
この“突っ込まれる”とは、具体的にどうだったの?と人事が納得のいくまで質問されるということです。
特に、短所について詳しく聞かれた時は大変でした。
⇒【就活】通るエントリーシートの書き方には法則がある。必須項目の志望動機と自己PR対策!例文はES道場を見よう!
最近リクナビでOpenES(オープンエントリーシート)が出たらしい
最近はリクナビでオープンエントリーシートというものが出来たようですね。
私の時はなかったです。
就活も進化してるんですね。
オープンエントリーシート(OpenES)とは、一度作成してしまえば“「OpenESを選考に使う」と言っている企業”には使いまわせるというものです。
私の時は、エントリーシートと言えば、企業ごとに1つ1つ作ってたので、手間と言えば手間でした。
(ただ、同じような質問をしてくる企業も多いので、その質問には同じようなことを書いていました。OpenESではこうした書く手間を省くことが出来る役割があるんです)
1つ作ってしまえばいいわけですが、作るんならすべての項目を埋める必要があると思います。
調べてみると、中には任意の欄もあるようですね。
でも、任意だからって書いていないと、書いている就活生と差が生まれます。
あなたが面接官なら、すべての項目をしっかり書いて提出してくれる人のほうが信頼できませんか?
(もちろん適当に書いている人はダメですけど)
世の中にはいろんな人事がいますので、「全部の欄を書かないようなやる気のない人は選考通さない」と考える人もいるでしょう。
ただ、せっかくOpenESという便利な仕組みが出来たのですから、有効活用して就活の負担を減らせるようにしていきましょう。