営業職は大変な部類に入ると思います。
「どんな仕事も大変!」
「今の仕事が出来ないのならどこに行ったって出来ない!」
これらはよくある言葉ですが、その仕事に向いているかどうかは、
【その人の性格】×【仕事の内容】
で全然変わってくると思っています。
営業職に向いていない人は必ず存在するでしょう。
私は自分でも営業職に向いていないと考えています。
ただ、「向いていない=出来ない」ではなく、「向いていない=成長するのに時間がかかる」ということです。
スポーツでも「センス」という言葉があるように、人それぞれによって上達度合が変わります。
仕事だって同じです。
さて、ではいったいどんな人が営業職に向いていないのかを書いていきたいと思います。
これまでの人生で「何を考えているか分からない」と言われたことがあるか?
まず、営業職に向いていない人は、人から「何考えているの?」と聞かれたことがある人だと思います。
これはどういうことかというと、
- 積極的に自己表現をしない人
- 人にそこまで興味がない人
- コミュニケーションに重きを置いていない人
です。
人見知りとも言います。
営業職は自社の製品・サービスを取引先にアピールしなければならないので、伝える行為が得意でないと相手に響きません。
最初の営業は困難を極めるでしょう。
何を考えているか分からない人は不信がられる
だれしも信用できる相手から製品・サービスを購入したいと思っています。
だから最近ではスーパーの野菜コーナーに生産者の顔を添えることも多くなってきました。
しかし、そもそも何を考えているか分からない人は信用できません。
- 変なものを売りつけようとしているのではないか?
- 本当に良い製品なのか?
- 本当に私たちのことを考えてこの製品を勧めているのか?
製品の良し悪しの前にそれを説明している人間に警戒してしまうのです。
おとなしい人は不利
おとなしい人の性格は、何かで盛り上がったり、テンションを上げたりすることが苦手です。
そうすると、製品・サービスを売る時にもそのものの良さが半減してしまいます。
落ち着いて「これがあれば御社の利益に貢献します。」と言うより、「これがあれば御社の利益に貢献します!!!」と言えたほうが最初に受け取る印象が違います。
おとなしく、落ち着いた性格の人はあまり営業には向いていないでしょう。
情熱がある人のほうが有利
営業職に向いている人は、情熱がある人だと思っています。
情熱があるということは、しっかしその製品に対して自信を持っている証拠。
たとえおとなしい人でも自分の好きなものに対して情熱を注げる人であれば、次第に営業力は付いていくかもしれません。
製品に誇りが持てるか?
これがかなり重要な要素になってくると思います。
自分が営業している製品・サービスについて、誇りが持てなければ、そもそも情熱を持って誰かに勧めることなど無理です。
「なんだかお客を騙しているような気になる…」なんて考えで営業をしていては、自分が苦しいだけ。
こうした状況であれば、
- まず自社の製品がどんなところで人の役に立っているのか?
- どんな喜びの声があるのか?
をよく頭に叩き込み、自分が製品・サービスを大好きになる必要があります。
大好きになるためには製品・サービスをよく知らなければなりませんし、それが出来ればお客様からの様々な質問に対しても答えられるようになります。
自然と情熱を持ってアピール出来るようにもなるでしょう。
それがどうしてもキツければ、営業職を辞めることも視野に入れていきましょう。