公務員勉強の指南書「受かる勉強法落ちる勉強法」でも紹介されていて、公務員試験の参考書としても有名な「畑中敦子の判断推理ザベスト改訂版」
私は実際にこれを使って公務員試験に臨んだので、その感想(レビュー)などについて書いていこうと思います。
見た目
とても分厚くて約380ページ
この分厚さは私がもっている問題集の中で2番目に厚いです。
(一番分厚いのは“新スーパー過去問ゼミ社会科学)
これだけ分厚いとやり切るのに結構時間がかかります。
私がこの本に付きっきりになってやった場合、1週間で終わるかどうかのレベルです。
通常は他の教科も勉強しながらなので、順調にいって20日くらいかかりました。
目次
これを見ると、1つの章がだいたい10~40ページくらいです。
1章が長いと結構しんどいです。
「これいつ終わるんだよ~」みたいな。
でも、それだけ過去に出題されたパターンが多いということです。
力を入れて取り組みたいところです。
本書の使い方
私はこの本を使っていて、「適度な色分けがされていて取り組みやすいな」と思いました。
完全な白黒じゃやる気が起きませんので。
問題の種類は3種類!
- Play!(基本問題)
- Try!(類似問題)
- Challenge!(応用問題)
です。
Challenge!は難しかったので、私はPlay!とTry!(またはPlay!のみ)を最初に全部やることにしました。
そのあとにChallenge!を解きました。
良いところと悪いところ
良いところ
解説が良い
さすが畑中敦子さん。解説が分かりやすいです。
私が新卒の頃は、実務教育出版の通信講座のテキストを使って勉強していましたが、それは解説がかなり雑でした!
判断推理が得意な人はいいかもしれませんが、ちょっとでも苦手意識がある人は解説の乏しさに嘆くと思います。
基本的なところについては“どうしてそうなるの?”というところが解説に書いてありません。
ホントはその“基本的なところ”が一番知りたいのに…
でも、この「畑中敦子の判断推理ザベスト」は解説がかなりしっかりしています。
集中してちゃんと読めば理解することが出来ます。
※判断推理の問題は頭を使うものが多いので、解説を読むにも頭を使います。これはしょうがないです。
十分な量
量はかなりあります。
約380ページ。
おそらくこの本をしっかりやれば十分な対策になると思います。
悪いところ
根気がないと全部出来ない
“量が多いから”ということもありますし、やはりChallenge!問題は難しいです。
私なら、この難易度の問題が試験で出たら諦めるレベルだと思います。
やはり判断推理は難しく、勉強するにも時間がかかるということです。
もともと判断推理に苦手意識がある人にとってはハードルが高い
解説はしっかりしてると言いました。
たま~に何度も読んでやっと理解できる解説部分もありますけど(これは解説のせいではなく、自分が解説を理解して気付けているかの問題)。
それでも苦手な人というのはPlay!(基本問題)だけやって終わるんじゃないかなと思います。
それなら、高卒程度の天下無双(判断推理)から始めて自分の脳を慣らしたほうが良いと思います。
こんな人にオススメ
- 判断推理にそこまで苦手意識がない
- ちょっと苦手意識はあるけど判断推理は嫌いじゃない
- 解説が隅々までしっかりしている問題集が欲しい
と考えている人にとってはかなり良いと思います。
私が数的処理を勉強する時は、天下無双⇒ザベストの順でした。
これはすこし数的処理に苦手意識があったからです。
対して、判断推理を勉強する時は、ザベストから入りました。
比較的得意な教科だったからです。
参考書を買う際は、自分の身の丈にあったものから選ぶのがいいと思いますよ!