会社に勤めていると定時で帰れることなど少なく、多くの人が残業を強いられます。
また残念なことに、その中には上司からサービス残業を強要されて心身共にすり減らしている人もいるのが現状です。
いったいどうしたらいいのでしょうか?
サービス残業の実態
会社の違法な未払い
会社の中にはこじつけで残業代を払わなかったり、上司が「残業時間が○○時間以内であれば申請するな!」と脅してくるケースがあると聞きます。
サービス残業=タダ働き
ですから、従業員は雇用されているとはいえ腹が立ちます。
タイムカードを早く押す上司
私が以前いた会社にいました。
この上司はいつも23時までは会社にいるのに、20時にはタイムカードを押して毎日3時間分サービス残業をしているのです。
これはおそらく、
- 残業時間が少なくて成績が良ければ会社から優秀に見られる
- 全国の支店で売り上げを競っており、少しでも自分の支店の経費削減のため
- 支店長に気に入られるため
といった理由があったのだと思いますが、とても哀れな行為です。
自らサービス残業をするとは…
そして、その上司を見ている部下もマネして同じことをしていました。
どんだけ仕事が好きなんでしょうか?
また、この光景を見て支店長は何も言わないのですからもう終わっています。
バイトにもある、休憩時間を巧みに使った未払い
例えばレジのアルバイトをすると、営業が終わった後に必ず金額の確認作業などを行います。
時に長引くこともあります。
しかし、この確認作業分の給料を支払わないために、その前に30分の休憩を強要させているのです。
小さなことですが少しでも深夜料金を支払わないようにするための会社側の作戦です。
サービス残業は労働基準法違反
知っている人も多いでしょうが、労働基準法によると、
- 1日の業務時間は8時間以内
- 1週間の業務時間は40時間以内
- これを超えて労働をした場合は賃金を支払う義務が生じる
となっています。
ただ、現状として「サービス残業をするのは当たり前だ!」と考える人も多く、こうした人たちは救いようがありません。
自ら不当な働き方に賛同しているのですから。
サービス残業がないと生きていけない会社たち
中小企業には従業員にサービス残業をしてもらわないと生きていけないようなところも多いです。
こうしたところは将来の展望がしっかりしておらず、今を生きることに必死。
従業員の労働状況どころではなくなっているのです。
もしも無理なサービス残業を強いられ続けていると、体調を壊したり精神的に病んでしまう可能性もあります。
その会社がどこか大手企業に買収される見通しだったり、仕事内容から得られることがあるのなら続けるべきでしょうが、事業内容に将来性がなかったりいつまでも理不尽な働き方が直らないようであればスキルアップも視野に入れる必要があります。
企業の平均寿命は23年です。
働き方は自分の手で選んで掴み取りましょう。