転職活動をしていて何度も選考に落ちていると精神的にものすごく焦ってしまいます。
「何度やっても落ちてしまうのではないか…?」
「もう自分を受け入れてくれる企業はないのでは?」
「生活がかかっているのに…どこでもいいから内定が欲しい…!」
この時、自分の問題点に気付いていないといくら面接を受けたところで内定などもらえません。
ここでは、不採用続きになってしまう原因や心掛けるべきことについて書いていきます。
不採用続きの原因
採用担当者から聞いた話「欲しい人がいるか」
私は以前いた会社で、採用担当者の人に飲みの席である質問をしたことがありました。
Q.人を採用する時はどんなことに気を遣って決めているのですか?
この時の答えは意外なものでした。
A.欲しいと思っている人がいるかどうかだね。どんな人を採用するかは毎年違ってくる。例えば、去年体育系の人を中心に採用しようと決めていたけど、今年は理系の人を採ると決めていた。いろんなタイプの人を採って社内の人材のバランスを取っている。
この会社がたまたまかもしれませんが、その年・タイミングによって採用される人は変わってくるのです。
そのため、巡り合わせの要素は確かにあります。
最低限の能力が伴っていない
採用担当者はこんなことも言っていました。
「筆記試験を実施して、最低限の能力がない人は選考に進ませない」
いくら面接が良かろうと、筆記試験で最低限必要とされる知能・知識がなければ落とすと言うのです。
印象
その人の印象と、募集している職種によって内定の獲得率は変わってきます。
例えば営業職を受けていた友人は、堂々とした態度で挑んだら面接官には印象的だったらしく、そのまま内定を獲得していました。
やはりどれだけマイナス要素を相手に見せないで面接出来るかは重要です。
受け答えでもなるべく前向きな答えをするように心掛けなければなりません。
人は否定ばかりする人に対しては否定をしやすいですが、逆に肯定をし続けていると肯定されやすいです。
転職時には必ず聞かれる重要質問「以前の会社の退職理由はなんですか?」についてもよく練っておく必要があります。
心掛けるべきこと
必ず質問される項目については好印象になるような答えを練る
一番ネックになるのが「以前の会社の退職理由は何?」です。
この時に、マイナス要素の答えを言ってしまうと危険です。
例えば、
- 人間関係がうまくいかなかった→うちの会社でもうまくいかないのでは?
- 仕事内容が働く前に聞いていたものと違った→理想と違えばすぐに仕事を辞めてしまう人?
などのような自己中心的な答えだと嫌われます。
そうではなく、“やむを得ない事情”や“前向きな答え”にすると、相手としても受け入れやすいです。
例えば、
- 昔の経験を踏まえ、御社の○○のような仕事に携わりたいと思うようになった
- 結婚を機にさらに給与アップやスキルアップをして自己実現に努めたいと思うようになった
など、受けている会社のメリットを褒める形にするのです。
人は何か嬉しいこと(会社を褒められる)をされるとお返しをしたくなる生き物です。
プラスな部分を全面に押し出しましょう。
気にし過ぎてはいけない
選考が通るかどうかは巡り合わせなところがあります。
相性があります。
すでに面接官の頭の中に「こんな人を採りたい!」と人物像があると、自分がその人物像でなければいくら頑張ったところで受かりません。
これについてはもう「自分のどこが悪かったのだろうか?」と考える必要もないのです。
気にし過ぎないようにしましょう。
あまり気にし過ぎていると、次に進めなくなってしまいます。
必ず採用されると信じる
自分には必ず何かしらの強みがあるはずです。
経験があるはずです。
それを欲しがる会社は必ずあります。
時に年齢や職歴に難があって職が決まらないこともあるでしょう。
しかし、そうした欠点は正直に反省し、それ以外ではどんどん強みをアピールして自信があるように見せるしかないのです。
諦めてはいけません。
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