仕事の辞め癖や逃げ癖で悩んでいる人は多いでしょう。
私も転職をする時はこうした症状があったように思います。
「上司が嫌だ。もう一生顔も見たくない!」
私の場合は1人の上司を嫌いになると、他に優しい人がいようと会社自体が嫌いになってしまう最悪な性格。
こんな辞め癖・逃げ癖のある人はどうしたら良いのでしょうか?
辞め癖・逃げ癖と考えてはいけない
まず考えてほしいことは、「辞め癖、逃げ癖が治らない…。もうこんな自分嫌だ…」と思ってはいけないこと。
そもそも辞め癖・逃げ癖と思ってしまうと、それは自分を責めていることになります。
自分で自分の評価を下げてしまうとそれはやがて外に伝わり、「おまえはダメだ」と色々な人から攻撃を受けてしまう可能性があります。
これは私も経験したことですが、あまりにも日々のことで反省しすぎると周りからの評価もどんどん下がっていきます。
だから、「別に逃げて何が悪いんだ!」と考えるようにしてみてください。
嫌な会社に我慢して居続けて心身共に疲弊して、体調不良で辞めるくらいならさっさと辞めたほうがいいと思いませんか?
そもそも日本人はみんな頑張り過ぎだと思います。個人的に。
「本当は働かないといけないって分かってるんだ」
この気持ちさえあれば大丈夫。
自分で自分を責めないようにしましょう。
辞め癖・逃げ癖が発生する原因を考える
「この会社もう辞めたい…」
このように感じてしまう原因は何でしょうか?
これは人によって様々あると思いますが、一度しっかり考えてみましょう。
嫌いな人間がいる
これは多いんじゃないかなと思います。
私も原因はこれです。
直属の上司が常に監視して否定的な口出しをし、こちらが自発的にやっていることのやる気をそぎ落とすのがうまい人でした。
そして「俺はこいつの操り人形じゃねぇ!」と限界に達し、その翌日に退職を伝えました。
私は人にあまり干渉しないというか、そもそも注意自体出来ない人で、それは“人から注意を受けるのも嫌”の裏返しなのですが、要するに社会を舐めているんですね。
だから理不尽で絶対受け入れられない人が出てきて、毎日その人と仕事のために顔を突き合わせなきゃいけないなんて耐えられませんでした。
プレッシャー
社会人になるとほとんどのことが自己責任です。
生活のためにはもちろん仕事が必要ですし、家族を養っている人は命を預かっていることにもなりますし、親がすでに年金暮らしを始めていたら今後のお世話のことも考え始めなければなりませんし。
逃げたいけど逃げられないプレッシャー。
非常に辛い思いをすることがあります。
これまでいた会社と比較してしまう
何度も転職を繰り返している人は、今の会社と昔の会社を比べてしまいがちです。
自分の欲求をすべて満たしてくれる会社などないことは心のどこかで分かっているはずですが、
- 給料はあそこのほうが良かった
- ここは前よりも残業が多い
- 前の会社より人間関係が最悪
と、欠点ばかりが目についてしまうのです。
このような人は「これが一番大事!」といった軸がないか、欲張りか、もともとこだわりがない人です。
辞め癖・逃げ癖を直す方法は?
辞め癖・逃げ癖は、一度“退職”という甘い蜜を吸ってしまったがために芽生えてしまった腫瘍のようなもの。
なかなか直すことは難しいです。
辞めなければいいだけのことですが、それが出来ないから困っている。
そこで…
考えるな!
すぐに辞めたがる人は、いろいろなことを考えてしまいがちです。
マイナスなことや不安なこと、自分の将来のこと。
辞めるに至る最初のきっかけは“考えてしまう”にあるのです。
そこで、何も考えないように意識するのです。
これまでよく考えて良いことがありましたか?
不安になるだけではありませんでしたか?
人生は不確定なもので、もうなるようにしかならないのです。
流れに身を任せる。
そして過去・将来・周辺のことから目をそらし、目の前のことだけを考えれば良いのです。
いつでも完璧を目指そうと考え過ぎていると、これからもその辞め癖・逃げ癖は付いて回るでしょう。
会社のために働かない
「今の自分は会社の奴隷だ…あぁ、ただの社畜…」
こう考えてしまうと途端にやる気がなくなってしまいます。
人は誰でも主体的に動きたいと思うものです。
そこで、会社のために働かないようにしましょう。
意識を変えるのです。
- 今この仕事をすることで誰のためになるか?
- どのような形で社会に貢献できているのか?
- 今の仕事を通して自分の存在は誰の力になっているのか?
会社というのはただの箱です。
その箱を通して社会のためにどんなことが出来るのかを考えましょう。
きっとあなたの仕事で助かっている人がたくさんいます。
その人たちのために働きましょう。
“会社のために働くのではなく、社会のために働く”
これを意識してみてください。
辞め癖・逃げ癖を自覚してしまうと後ろめたい気持ちでいっぱいになってしまいます。
本当に逃げたければ逃げればいいです。
が、それを直したい気持ちがあるのなら、
- 考えるな!
- 会社のために働かない
を意識してみてください。