既卒と就職浪人・就職留年の違い

就職活動にはいくつか用語があります。たとえば、既卒・就職浪人・就職留年などです。これらの使い分けは、その人の置かれている状況によって変わってきます。

しかし、これらの用語を正しく使えていない人がしばしば見られます。そこで、ここでは簡単にそれぞれの違いと、有利・不利について書いていきたいと思います。

既卒と就職浪人の違い

既卒と就職浪人には、全く違いはありません。言葉が違うだけで、どちらも大学(大学院)を卒業した後に就職活動をしている人のことを言います。

また、どちらかというと「就職浪人」より「既卒」という言葉のほうが主流なように感じます。自分のことを表す場合、「就職浪人してます」というより「今は既卒です」と行ったほうがしっくりきます。

というのも、私が過去に転職を経験した時も、「既卒」という言葉は何度も目にしましたが、「就職浪人」という言葉は1度も見なかったからです。

思うに、「就職浪人」という言葉を使う人は大学を卒業してから公務員試験を受けようとしている人に多くみられますね。いわゆる「公務員浪人」です。そのため、大学を卒業してから民間企業を志望している場合は、自分のことを既卒と表現するのが無難です。

⇒『私の就活体験記|転職としての公務員試験チャレンジと現実

⇒『私の就活体験記|民間企業への転職決意

既卒と就職留年の違い

既卒(就職浪人)と就職留年は大きく違います。既卒は上記の通り、大学(大学院)を卒業したあとに引き続き就活をしている人です。そして就職留年は、本来なら卒業するはずのタイミングで卒業せずに、自分のことを新卒と名乗るためにもう1年、大学に籍を置く行為です。

既卒の状態で就活をするか、新卒の状態で就活をするかでは、選考を受けられる企業の数がかなり変わってきます。なぜなら、大手企業は募集要項で「20○○年卒業の大学生または大学院生」というような書き方をしているからです。これが意味することは、既卒NGだということです。

中には「※既卒可」としている企業もありますが、やはり企業の本音としては新卒を採用したいのです。

既卒は不利で、就職留年は有利なのか?

就職活動において、既卒か新卒かでは、確かに違いがあります。

ただその違いは、多くの企業を受けられるかどうかだけです。

就職留年した人が新卒扱いになるからといって、完全に新卒になれるわけではありません。それもそうです。履歴書を見比べれば、留年した人のほうが大学入学年が周りより1年早いのですから。その時点で、「この人はどうして留年をしているのだろう?」と面接官に疑問を持たれます。

最近は就職留年をしている人も増えているので、面接官には必ず気付かれます。そして、必ず「どうして留年しているのですか?」と聞かれます。今は「大学の研究の関係で…」と、意図的に就職のための留年ではないことを隠すような言い訳をすることが多いようですが、これも面接官からしたら「またか…」と思われる要因となります。

こうしたことから、就職留年は完全に有利とは言えません。留年をすると余分に学費を払わなければなりませんし、それなら同級生と一緒に卒業をし、『第二新卒・既卒専用の就活サイト』を利用したほうが賢明です。他にも『マイナビ新卒紹介』のように、現在、大学在籍していて就活に苦戦している人が使えるサポート型就活サイトもあるので、利用を考えてみましょう。

まとめ

ここまでで、既卒と就職浪人、就職留年の違いが分かったと思いますが、改めて以下にまとめます。

【既卒・就職浪人・就職留年の違い】

  • 既卒=就職浪人
  • 既卒(就職浪人)≠就職留年
  • 既卒(就職浪人):大学を卒業後に就活する人
  • 就職留年:大学を卒業せず、もう1年大学に籍を置いて就活する人

自分がどの立場で就活していくか、よく考えながら進む道を決めましょう。

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