いざ転職活動を始めてみると、行きたいと思える会社が全然ないことがあります。
この状態は絶望です。
仕事をしなければ生きるためのお金が稼げませんが、かといって、したくもない仕事をするのも苦痛です。
そこで、このような時はどうすれば良いのか、世の中のことを考えながら解決策を模索していきたいと思います。
行きたい会社がない人はこだわりのない「何でもいいよ」派か
私が就活・転職活動をしていた時は、「絶対に、確実にこの会社に入りたい!」なんて会社はありませんでした。
「この会社は他の会社より良さそうだな。」
こんな感じで企業を探していることが圧倒的に多かったです。
ちなみに私の性格は「何でもいいよ」派です。
これといって趣味もなく、何にしてもこだわりがない方だと思っています。
さて、「行きたい会社がない」という人は、普段からこだわりのない「何でもいいよ」派ではないでしょうか?
このような人たちは会社を選ぶ時に以下のような要素で決める傾向にあると思います。
- 給料
- 福利厚生
- 安定性
- 有名企業かどうか(名声)
ここには、行きたい会社がある人に存在する要素が入っていません。
それは、“その会社でしたい業務があるか”です。
行きたい会社がない人には、「この会社で具体的にこんな仕事をしてみたい!」という気持ちがないのです。
そのため、会社を選ぶ時になかなか絞ることが出来ず、迷ってしまうのです。
世の中で行きたい会社に行っている人はどれだけいるのか?
私はこれまで「仕事はお金を稼ぐための手段にすぎない」と考えていました。
そのため大学は将来のことなど深く考えずに決めました。
しかし最近になって「自分がしたいことを仕事に出来ている人はすごいな」と尊敬するように変わりました。
私の周りには、「この会社に入りたい!」と思って見事にその会社で働いている友人が2人います。
1人は一浪して行きたい大学に進学し、勉強。その後希望する会社に就きました。
もう1人は大学、大学院を経て、見事に行きたい会社に就きました。
どちらも「将来何をしたいか」で大学を決めています。
すべての人がこのように思い描いた通りになるのは難しいですが、努力をして希望する道を掴み取っている人もいるんですよね。
行きたい会社に行けている人は幸せなのか?
では、行きたい会社に行けている人は幸せなのでしょうか?
上記の2人の友人に聞いてみました。
一浪をした人は「職場の人間に恵まれているし、楽しいこともあるよ」と言います。
しかし、怒られることももちろんあり、まだ経験の浅い業務を担当している時は「緊張して大変、マジで明日が来てほしくないw」とも言っていました。
もう1人は、かなり良い会社に勤めることとなりましたが、大学の頃に習っていた技術は活かせない業務の部署に配属となっていました。
これらのことから、たとえ行きたい会社に行けたとしても、簡単に「順風満帆で最高!」ともならないのです。
したいことをして稼いでいる人はどんな人?
したいことをして稼いでいる人というのは、主体的に仕事をしてやりがいを見出している人だと思います。
例えば、
- 自分でお店を出している起業家
- ある程度仕事を覚え、大変でもやりがいを感じている人
です。
起業家は自分で「○○がしたい!」と考えて始めていると思うので、大変なことがあっても続けることが出来るでしょう。
また、ある程度仕事を続けていてやりがいを感じられるようになっている人も、日々が充実していると思います。これについては、最初は好きでもなかった仕事でも出来るようになると楽しくなるパターンです。
ただし、起業をするにしても会社に就くにしても、最初の頃はあまり楽しくはないのでは?と思います。
ある程度成果を上げられるようになって、ようやく仕事にやりがいを感じて、責任感をもって、プライドを持って出来るようになるのです。
行きたい会社がない人は自分の性格に合いそうな会社を探してみては?
上記のことから、たとえ行きたい会社があったとしても、必ず幸せということでもないような気がします。
そのため「行きたい会社がなくて困る…」の状態であったとしても、それはさほど大きな問題ではないのです。
重要なことは、仕事が自分に合っていて、のちにやりがいが感じられそうか?ということ。
転職活動で会社を探す時は、その仕事が自分の性格にあっていそうか、を考えると良いと思います。
ジッとしているのが苦手で話すのが好きであれば営業職が合っていると思いますし、コツコツと細かい作業が得意な人はものづくりな仕事が似合うと思います。
無理をして自分と合わなそうなことをしても長くは続きません。
行きたい仕事がない時は、自分の性格を客観的に考えて、仕事を探してみましょう。