私が就活・転職をしていた時に頻繁に聞かれる質問がありました。
それが、
「もし職場に嫌いな人がいたらどうしますか?」
「あなたの苦手なタイプはどんな人ですか?」
です。
しかし、私はこの質問を脅威と思ったことはありません。
なぜなら、この手の質問に対する答えは自分の中で決まっていたからです。
そのため、どんな企業で質問されても全く同じことを答えていました。
そして乗り越えていました。
ということで、ここでは私なりの乗り越え方について書いていきたいと思います。
「嫌いな人がいたら?」「苦手なタイプは?」は2段階攻撃
2段階攻撃であることを知る
これらの質問は2段階攻撃であることを考えておかなければなりません。
どういうことかというと、「苦手なタイプはどんな人?」と聞かれて答えたら、その後に必ず「では職場にそのタイプの人がいたらどう対処しますか?」と質問されるということです。
- 嫌いなタイプは?
- どう対処する?
この2つの質問がセットで待ち構えています。
自分なりの答えを作っておかなければなりません。
「苦手なタイプは?」→現実にいる嫌いな人を思い浮かべる
あなたは誰が嫌いですか?
私はある人が嫌いだったので、面接でこの質問をされた時は具体的に嫌いな人の性格を答えていました。
本当に嫌いなのですから、答えやすかったです。
では、いったい私がなんて答えたかというと、
「私の苦手なタイプは、なんでも物事を自分の思い込みで決めてしまって、周囲の意見を聞かない人です」
です。
私は実際にこんな経験をしたことがあったのです。
私が思い浮かべた人は、私が何度も何度も、1時間以上説得しようとも我が道を行き、ものすごく腹が立った人でした。
共同作業をしているにも関わらず全然私の意見を聞かない…
あの時は本当にはらわた煮えくり返っていました。
この強烈な経験が、「あなたの苦手なタイプは?」の質問の答えに通じているのです。
「どんな対処をする?」→実際にした対処法を話す
「苦手なタイプは?」に答えると、次は「では、もし職場に苦手なタイプがいたらどんな対応を取るのですか?」と聞かれます。
ここでも、私は自分の体験談を話しました。
私を怒らせた我が道男にどんな対応を取ったのかを思い出すのです。
それを答えれば良いだけ。
「何度か自分からも意見を伝えますが、それでも相手が譲らない場合は相手の意見を尊重して協力します。しかしその中で問題点が出てきたらやはり働きかけを行います」
ずっと意見の合わない人と言い合いをしても作業が進まない時は、一度協力して気の済むまでやってもらいます。
しかし、途中で問題点が出てきたら、それを気付かせるために話し合って意見を伝えるのです。
こんなイメージを持って答えていました。
また、他に万能な答え方としては、
「誰にでも長所・短所はあると思うので、苦手な人の長所に注目しながら対応しようと思っています」
です。
場合によってはこの答え方も使っていました。
苦手なタイプは具体的であったほうがいい
「苦手なタイプは?」と聞かれた時は、
- 「自己中心的なタイプです」
- 「無口な人」
など抽象的なものではなく、具体的であったほうがいいと思います。
なぜなら、具体的なほどしっかり考えている風に見せることが出来、臨場感が出てくるからです。
苦手な人は誰にでもいるはず。
誰かをモデルとし、どんな時に「苦手!」と感じたか具体的に思い出してみましょう。
そして、その時はどんな対応をしたか、振り返ってみましょう。
この時、答えに“協調性”、“歩み寄り”を漂わせる内容を盛り込むとウケが良いです。