昔、休日に遊んで終電で帰ろうとした時、駅のホームにフラフラな会社員がいました。
「酒でも飲んで酔っているの?」
最初はそう思いましたが、様子が違いました。
その人は、全くお酒の臭いはしないし、顔も赤くありません。
何か小さい声で呟いています。
「あぁ…眠い…。眠い…」
この言葉を聞いて、ようやくこの人が寝不足であること知りました。
やがて、ホームにしゃがみ込み、ビジネスバッグを抱えて眠ってしまいました。
私は公共の場でこんなに眠そうな人を見るのは初めてだったので、なかなかの衝撃でした。
(過去に、電車内のドア付近で横になって寝ている人は見たことがありますが、こうした人はお酒によって眠っている人でしょう)
睡眠もとれないほどの仕事は危険ではないか?
ホームでフラフラだった人を見て、かなり危険だと感じました。
こんな睡眠不足な状態では無事に家に帰れるかどうかも分かりませんし、運が悪ければ駅のホームから転落する可能性もあります。
それ以前に、過労死の心配もあります。
もし、毎日終電まで仕事をするようであれば、自分の将来を真剣に考える必要があると思います。
でなければ、身を滅ぼしかねません。
上司の姿を見てみましょう。
上司のように仕事に慣れれば、もっと早く帰宅できるようになるでしょうか?
それとも、このまま何年も勤め続けても、仕事量は変わらず、終電帰りは変わらないのでしょうか?
何のためにその仕事に就いたのか?
どんな希望・展望を持って、その職に就いたのでしょうか?
そして、その希望・展望はその職で実現できそうでしょうか?
もし、自分の目指す将来とかけ離れているのなら、我慢せずに職を変える必要もあります。
現状に甘んじていては、現在も将来も何も変わりません。
嫌なら自分で変える!会社は人生を守ってはくれない
毎日終電で月に百数時間も残業をするような会社は、利益最優先の会社です。
1人の残業が多すぎるようなら、人を雇えばその分1人の負担は減るし、会社の人件費もさほど変わりません。
それなのに、「人件費が増えるかもしれないから」という不確定な理由で会社は人を雇わないのです。
税金で賄われているような公共機関とは違い、民間企業は利益が最優先です。
会社は、会社を守るために必死なのです。
会社にとって社員は財産であることに変わりはありませんが、守るとしても最低限のことまでしかしてくれません。(中には社員を使い捨てにするブラック企業も存在します)
人生のすべてを、会社に捧げてしまって良いのでしょうか?
私は、そんな生き方はのちに後悔すると思っています。
もし、あなたの命が明日尽きるとしたら、どんな後悔をしますか?
その後悔をしないように、自分の人生の舵を取っていきましょう。