私が最初にエントリーシートを書いた時はひどいものでした。
準備をしていない状態で、その場で考えながら書いていたのでメインの軸もない。
そして、なんと言っても構成がガタガタでした。
就活時にはエントリーシートの参考書も買いましたが、それでは重要なことに気付くことが出来ませんでした。
ここでは、私がどうやって選考に通過するエントリーシートが書けるようになっていったか、その方法について(特に志望動機と自己PRに絞って)書いていきたいと思います。
意味分からなくていいからとりあえず1時間集中して自己分析してみる
私が最初にエントリーシートを書いた時は準備不足で良いものは書けませんでした。
その準備とは“自己分析”のことです。
自分のことを分かっているつもりでも、実際に文字にしてみなければ気付けないことがあります。
また、自己分析の一番の利点は、自分の頭の中を視覚的に整理することが出来ることだと思います。
エントリーシートを書くにはまず、ネタが必要です。
(自己分析も最初からうまくいく訳ではないので失敗しても大丈夫です)
ネタを探し出すためにも、とりあえず1時間使って自己分析をしてみましょう。
エントリーシートの項目には、ある共通の書き方がある。だからES道場読みまくる
共通の書き方
エントリーシートはどこの項目もある程度の書く法則(パターン)があると思っています。
それを質問に合わせて書く内容を変えていけばいいだけです。
といっても、実はこのパターンについては他のHPや参考書にも書いてあることなんですよね。
- 質問に対しての答え・結論を最初の文で書く
- そう書いた理由や根拠、具体的な自分の経験を書いていく
- 最後にあらためて結論を書いたり、今後の抱負について書く
です。
例えば、“志望動機”を書くのであれば、
- 私は大学で○○を勉強(研究)していたことから、将来は~~をしたいと思っています。(まず志望する理由には“自分の信念”があることを示す(最初に結論を持ってくるとか言っといて結論ではないですね…))
- そこで、御社の△△の事業で※※を実現しているところや、□□な点に非常に共感致しました。(ココに志望理由!)
- 私も大学で学んできた知識や強みである「★★」を活かして、少しでも御社に貢献していきたいと思いましたので強く志望致します。(抱負や入社したい気持ち)
私は志望理由を書く際、いつもこのパターンで書いていました。
最初に「答え・結論」を持ってくると言ったので、“2.”の内容を“1.”に持ってくるのが一般的なのかもしれません。
しかし、私はそれでは白々しいと感じたので、まず最初に自分の軸(一貫して目指している信念が前提にあること)を示していました。
そうすることで、“2.”で言う志望理由がすんなり面接官に入っていくと思います。
また、主に受けていた会社は建設会社だったので、“2.”の志望理由をちょこっと変えるだけで“1.”と“3.”は使い回していました。
志望理由が見つからない場合はその会社の製品を褒めたりしていました。(その際は“自分の信念”に沿った製品を褒める)
自己PRの例としては、
⇒我流!就活に必要な自己分析のやり方・おすすめの方法!自分史の作り方の鍵はポジティブ思考!
の中の目次“あとは○○を使って完成度を高めよう!”のところに書いた、質問「あなたの強みは何ですか?」に対する答えを見てください。エントリーシートで「自己PR」や「強み」を聞かれた時は、この文を書いていました。
ES道場を読む時はココを意識して
ES道場というHPでは、いろんな就活生が書いた「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」、「志望動機」などを見ることが出来ます。
そしてそれに対してHP側が赤文字で指摘をしています。
読む時に意識することは、
- 書いてある文章が上記の“1.”、“2.”、“3.”のような構成(パターン)になっているかを意識しながら読む
- 赤文字で指摘されていることはどんなことかを確認する
- 自分が使いたいと思える構成の文章を探す
です。
私はES道場でいくつもの文章を読み(20コくらい)、自然と書き方の法則のようなものが見えてきました。
これで、「書き方には構成(パターン)があるんだ」と身に染みて学ぶことが出来ました。
“2.”の、赤文字の指摘の確認については、メモなどはしなくていいのでどんどん数を読んでいきましょう。
いくらメモをしたところで実践には活かせません。
“身に染みさせる”ことを目標にしてたくさん読みましょう。
“3.”は構成(パターン)が理解出来てからでいいですが、「この構成の文章は自分も使いたい」と思えるものを探しましょう。
私はただ良い構成文を見つけて、それに自分のことを当てはめただけです。(上記の例文もそう)
「良いな」と思った文章のパターンをパクったら書類選考に進めるようになりました。
※もちろん内容も大事ですけど。ただ同じ内容でも、完成度の高いパターンをパクったほうがいいものが出来ました。
⇒ES道場のHPはこちら
まずは絶対必要になる自己PRを作ってみる
もうこれ以上私が言えることはありません。
上記のことを実践して、良い自己PRを作ってみてください。
内容どうこう以前に、読みやすい構成の文章が書けなければ良い印象を与えることは出来ません。
相手は毎年何枚ものエントリーシートを読んでいるプロです。
こういう人たちは嫌でもエントリーシート採点能力が身に付きます。
良い文章に肥えています。
「なんか分かりにくい文章だな」と思われないようにしましょう。
ESの提出が近い企業の志望動機を作ってみる
作ってみましょう。
パターンを意識して、文が長い短いより分かりやすい文が書けているかを意識しながら。
よく、「1つの文は50文字以内にしろ」と聞きます。
たしかにそれには大賛成なのですが、私は55文字の文とか志望動機に書いてました。
「どうしても長くなってしまう文がある」という人は一番分かりやすいと思える形で書いていきましょう。
書く欄が大きい時はどうする?
エントリーシートの中には、欄が大きくたくさん書かなきゃいけないものがあります。
あれを最初見た時はかなり苦痛でした。
「そんなに書くことがない…」
しかし、そういう場合、私はとにかく具体例を色々ひっぱり出してきて肉付けしていました。
言いたいことが1つなのですから、それに説得力を持たせるためにさらに具体例などを盛り込んでいけばいいんだと思います。
あと、欄が大きい時は出来る限り、最後の行まで書くよう心掛けましょう。
(そこでやる気の表現・他の就活生との差別化を図るべきではないでしょうか?)
⇒就活のESや面接で聞かれる短所の答え方。「人に厳しく接せない・自己主張が苦手・1人で抱え込む」はこう答えた。