公務員試験を受ける上で、気にかけなければならないのが「時事」についてです。
時事は筆記試験の中でもさりげなく出てきますし、小論文のテーマや面接時にも問われます。
私は時事の勉強をするのに公務員参考書「速攻の時事」を使用していました。
そこで、ここでは実際に「速攻の時事」を使ってみた感想や、“もっとこうしておけば良かった”というような反省について書いていきたいと思います。
「速攻の時事」について・使い方
出題予想時事テーマベスト10
最初のページのほうに、その年の試験に出題されそうな時事テーマがランキングで示されています。
時事の勉強をしようとすると、あまりの範囲の広さに諦めそうになりますが、こうした順位付けがされているとどのテーマから勉強すればいいのかが分かって良いです。
出題可能性が★3つで示されている
本にはいくつもの時事が解説されています。
しかし、ただ解説だけされているのではなくて、ページの右上に「出題可能性」が示されています。
これによって重要度が分かるので勉強の優先順位が付けやすくなっています。
具体的な「出る文」が記載されている
ページの下のほうには「出る文」があります。
これがあることによって、実際の試験でどういった文が出題されるか感覚がつかめます。
出る文穴埋めチェック
それぞれの章の終わりに「出る文穴埋めチェック」が用意されています。
自分の理解度を確認することが出来、また、試験直前はそれぞれの章の「出る文穴埋めチェック」を確認すれば速攻でおさらいが出来ます。
もともと新聞を読む習慣のない私には“時事”自体を受け付けなかった
時事問題を攻略するには「速攻の時事」だけでいいかというと、そうではないと思います。
この本は非常にまとめられています。
とても内容が濃いです。
しかし、濃すぎて専門用語・数値などがたくさん載っており、そう簡単に頭に入ってきません。
新聞のように意見などが書いておらず、とにかく事実の羅列です。
そのほうが効率的だと思うのですが、私は“事実だけ”よりも“色んな人の意見が入り混じった遊び”が入ってないと頭に入ってこないということが分かりました。
この本を使うべき人は国家公務員志望の人だと思う
この本は主に、国の出来事、国の中央機関の行動について書いてあるなと思いました。
そのため、国家公務員を受ける人にはとてもためになる本でしょう。
逆に地方公務員を受ける人にとってはそこまで重要じゃないんじゃないかと感じました。
地方公務員で問われる時事は、その地方が今抱えている問題だったりします。
そのため新聞の、地域のことが書いてあるページを読んだほうが力になると思いました。
時事については直前に慌てて勉強したところで頭には入らないです。
なぜなら時事の他に、たくさん勉強しなければならない教科があるのですから。
だから日頃から新聞を読むことをオススメします。
私はずっと新聞を読んできませんでしたが、少なくとも就職活動の時期は軽く読んでいました。
実際その時に読んだ“地域の高齢者施設のアイデア”を某市役所の第2選考(グループワーク)で話題にし、通過することも出来ました。
- 国家公務員⇒速攻の時事
- 地方公務員⇒新聞
が良いと思います。